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研究紹介

ルートマップの背景などに25000分の1地形図を利用する

はじめに

調査のために既存の地質図の背景として地形図が必要になることがある.地形図があると,地質図の地層境界がどこを通っているのかどういう作戦で引かれたのかが読み取れる.また,論文のルートマップやサンプリングポイントの背景として地形図を使うことは,その地形図の精度が高く一般的に利用されているため有意義である.

国土地理院の地図は適切な引用や許可を取ることで,論文だけでなくサイトや書籍でも使用することができる.

地形図の画像データをどのようにして用意するか

私はカシミールの選択範囲の画像保存を使用していた.これは高画質の画像を無料で取得できるため良い.ただし,一度に取得できる画像範囲に制限があるために,何度も再度読み込みのダイアログを押す必要があった.またスケールが存在しないために,縮尺の付いた地図を重ねる,あるいは緯度経度からスケールを作らなければならなかった.

これがGISであるならば,画像の四隅の緯度経度を入力することでこの問題を解消することができるが,私はGISのよわよわUIと機能で作業したくない.

WEBページのスクショ派もいるだろう.これは簡単ではあるが,画質と一度に取得できる範囲の問題があり好まない.

ここで紹介したいのが地図を電子データで買うことである.範囲は,地形図の範囲で買うことができ,一枚税込み427円と安い.そして画質も良い.なにより,ちゃんとスケールも付いている.

maps.jmc.or.jp

調査する前に地図を電子で買うことが,今後のまずはじめにすることになるだろう.